やまねえの東北応援日記

横浜からいわきに移住して、思ったことをつれづれ書いていきます  (このブログは個人の責任で発信しています。所属団体や紹介団体の意見ではありませんのでご了承ください)

今でも「永遠の夢に向かって」~アラフォー女をつくってきたもの

今回のブログは多分、東北応援とはあまり関係ないものになりそうです。私の大好きな音楽ネタ。しかも私を形作った1990年代のJ-POP話です。

タイトルで気づいた人も多いと思いますが、アラフォー女を語るのに外せないのが、大黒摩季です。

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私たちアラフォー女が10代後半から20代前半の頃に大ブレイクし、圧倒的に支持されたのが彼女でした。

彼女の書く歌詞の通り、
恋愛では、『あなただけ見つめてる』と彼のために必死にサッカーのルール覚えたり、選ばれるのは結局何にも知らないお嬢様、とため息つきながらそれでも私にも『夏が来る』と信じていたり、
仕事では、正義で社会が救えないなら愛しかないでしょと『熱くなれ』とシャウトしたり、『永遠の夢に向かって』愛するこの街を出てみちゃったりしたわけです。

自分の足で立ち、自分の頭で考え、男も時代の不条理も乗り越えていく強くて美しい大黒摩季は、私たちの理想でした。同じ時期に小室哲哉の寵愛を受け現代のシンデレラを演じていた華原朋美じゃなくて、私たちは断然、大黒摩季だったのです。

その結果、結婚しなくても、自分の能力でちゃんと食べていける、世間的に「強い女性」=現在のアラフォー女を作り上げました。
また、結婚して子供もいても、社会や世間にちゃんと物申せる「たくましい女性」も生み出しました。
私たちは一番多感な時期に大黒摩季という時代の洗礼を受け、強くたくましい女性に、ならざるを得なかったのです。それはおそらく、日本も最後の成長期。ちょうど20年前くらいです。

夏になればサザンやTUBEを聴き、冬になれば槇原敬之ユーミンを聴き、ドリカムの恋愛シチュエーションに共感し、小室サウンドを歌い踊り、B’Zでこぶしを振り上げて、カラオケでは大黒摩季を魂込めて歌い上げるのです。

そんな風に育った私たちは、未だに社会を世界を変えられると信じているし、それに熱くなることがかっこ悪いとは思わない。あきらめたくない。

だから今でも「熱く」、「永遠の夢に向かって」歩き続けるのです。
しばらくぶりに大黒摩季の曲を聴きこんだら、そんなことを思ったので書いてみました。

 

※デビュー当時はPVだけの露出で、本当に存在するのか?とかビジュアル・作詞・作曲実は全部別の人がやってる「大黒摩季三人説」とかあったんですよね。懐かしい~。

もちろん後年、全部がすべて本人だったことが明らかになったのですが。


大黒摩季 - 熱くなれ~チョット~ら・ら・ら